ひげクリニック院長の 髭 勝彰 です。
本当に寒くなってきました。今年のインフルエンザ患者報告数は昨年同時期の4.7倍だそうです。気をつけないといけませんね。
さて、11月5日土曜日に大阪大学心臓血管外科教授 澤 芳樹 先生の講演を聴いてきました。
心臓血管外科の分野も昔と違って、カテーテルを用いた治療法がどんどん増えてきています。
澤先生の講演では大動脈瘤の治療の“ステントグラフト”、大動脈弁狭窄症治療の“TAVI(R)”のお話がありました。
ただ、これらの治療は他の施設でも施行されています。
大阪大学が最先端の治療は、再生治療で重症心不全の患者さんの大腿の筋肉の細胞を採取しこれを培養してシート状にします。このシートを直接心臓に貼り付けると心機能が回復するのです。人工心臓をつけていた患者さんにこの治療を施し、人工心臓なしで元気に歩いておられるビデオも見させてもらいました。
現在はさらに進んでiPS細胞を利用しての治療を開発中だそうです。
最先端の情報を聞くと、なんだか自分も最先端を走っている気になりますね。
このような講演会には可能な限り出席し、最先端は無理かもしれませんができるだけ新しい情報を吸収していきます。